難易度★★☆☆☆
体力度★☆☆☆☆
※今回の行程及びルートを独自基準で表現しています。
※林間ルートの場合は難易度★となります。
概要
2023年10月7日(土)
場所:山梨県 大月市 岩殿山634m (岩殿城)
天気:快晴
ルート
大月駅―畑倉登山口―岩殿山―天神山(浅利コース)―大月駅
行程
行程時間:5時間25分
9:55 大月駅
10:30 登山口 直上に鬼の岩屋がある
11:10~12:25 岩殿山 634m 平らな山頂 ベンチ3個 昼飯、コーヒータイム
13:50 天神山 途中岩場2か所 視界無 1回目直登 2回目林内コース
(写真等とりながらのんびりと進んだ)
14:20~14:25 稚児落とし 絶壁
14:55 下山
15:20 大月駅
大月駅はこの辺りでは大きな駅で、駅前にはキオスク、食事処などもある。外国人観光客を多数見たがどこに行くのだろうか。
さて、岩殿山は戦国時代、岩殿城が築かれており一帯はその痕跡が残る。頂上の南側は礫岩が露出した150m程の絶壁で天然の要害であった。山頂から眺めも良く、山梨百名山、秀麗富嶽十二景、関東の富士見百景にも選定されている。ルートは丸山公園を通る一番近い強瀬登山口、バス停岩殿上からの岩殿登山口、裏手に回った神宮橋付近にある畑倉登山口、稚児落としや天神山を通る浅利登山口の4か所がある。残念ながら岩の崩落懸念の為通行できるのは後者の2つ、畑倉登山口と浅利登山口のみとなっている。今回は大月駅から畑倉登山口から入山した。
駅南側から左折、住宅街を進み線路を渡りしばらくすると大通りに出る。桂川にかかる高月橋を渡ると強瀬登山口と丸山公園の入り口がある。現在は通行できないためそのまま大通りの坂道を登っていき、岩殿山を回り込んで進んでいる途中にもう一つの岩殿山登山口を通り過ぎる。交通量が多いので事故には気をつけたい。800m程進んだ左手に畑倉登山口が現れる。駐車場もあり、数十台はおけるだろう。駅からここまでおおよそ40分程だ。
登りだしてすぐの所に鬼の岩屋がある。分岐から1分程の所なので立ち寄るのも良い。ここも崩落危険の為立ち入りしないよう看板があった。岩の上部には大きなスズメバチの巣があった。再び分岐に戻り登りに専念する。上部に来ると斜度も増してきて、小刻みにターンを切って進む。ただ頂上まで40分程度なので汗が気になるころには山頂に到着する。
山頂からは富士山はじめ、南西方面の展望がよい。眼下に大月市の街も見える。広く平らな地形でベンチが3個あった。その昔本丸が築かれていたのも納得できる眺めだ。のろし台としても機能していたようだ。木がないため真夏は日差しが強烈だろう。ここでゆっくりランチタイムとした。標高は634mとスカイツリーと同じ高さだ。
一段下りなだらかな道を少し行くと馬場跡を通りその先に東屋があり頂上エリアの一番西側となる。こちらも展望エリアは狭いが眼下に街や富士山も遠望できる。尾根の一番西側には崩壊防止の為以前岩を削り取ったという案内がある。ここからは岩場を縫うように進み、戦国時代は岩と岩のくぼ地を利用して城門を構えていたようだ。ぐんぐん下りる。途中で通行止めとなっている丸山公園方向の強瀬登山口と浅利コースの分岐点がある。
さらに高度を下げて縦走気味に進み筑坂峠(標識はなく最低鞍部)直上に鎖場がある。林内コースと鎖場直登ルートがある。今回は後者を進んだ。初心者は大変かもしれないが鎖があるので登ることはできる。露岩の上を1段目15m程、2段目10m程の鎖場だ。この先の兜岩は現在鎖場コースが崩壊危険の為通行止めとなっているので右に折れて巻き道を進むしかない。迂回は高度50m程下るだろうか。滑りやすい下りでロープが張られている。回り込んで少し登ると天狗山があるが展望はない。すぐ下に鉄塔がある。ここから20分程で稚児落としに到着。手前にも岩の上を行くか林内を行くかルートがわかれるが数十メートルしかない。稚児落としは大岩壁の上でスリル満点だ。転落には注意したい。最後の景色を堪能したら下りにとりかかる。時間では35分位だが砂が乾燥して滑りやすく、所々急なところもあるので気を抜かないように進みたい。気付けば高度がだいぶ落ちやがてT字分岐に出る。どちらからも行けるが左に進めば登山ルートを数分進み車道へ合流する。(右折は大回り)合流すればあとは道沿いに進み高速道路を通過して二股を左に進み上り坂を行けば駅近くに出る。突き当たった右手に歩道橋があるのでそれを利用する。
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