目的地:北八ヶ岳(茶臼山2384m、縞枯山2403m、白駒池)
日にち:2021年10月2日(土)
1日(金)20:10 都内出発
2日(土)0:10 麦草峠到着
参加者:2名
天気:快晴 朝一時曇り
行程時間:約8時間15分
レベル:初級
6:45 白駒池駐車場出発。15:00駐車場帰着
※手帳を忘れたためルート解説のみ
ルート
白駒池駐車場~麦草峠~茶臼山2384m~縞枯山2403m~麦草峠~白駒池~白駒池駐車場
ルート解説
今回利用した白駒池駐車場の少し離れた所に麦草峠2127mには麦草ヒュッテがある。利用者専用の駐車スペースがあるが、登山者は利用できない。この時期警備員がおりヒュッテ利用者以外は駐車しないようにしている。ここから50m進んだメルヘン街道沿いに公衆トイレがあり、駐車場となっている。(駐車30台)我々が利用した白駒池駐車場は普通車160台、大型6台駐車可能だ。駐車車料金は¥600(普通)で夜間は管理人はいないが、昼間出るときに徴収される。ここにもトイレ¥50があり24時間利用可能。隣には特産品などの売店があるが、昼間しかやっていない。紅葉シーズンということもあり、駐車場は混雑する。我々は前夜0時に到着したため40-50%位の使用率だったが、6時頃にはほぼ満車で7時前には入れない車も多数あった。この混雑の為、各所に警備員が誘導している。
白駒池駐車場 売店やトイレがある
道を挟んで駐車エリアがあり入口は管理人が待機
白駒池駐車場(道を挟んで両サイドにある)から白駒池を目指す人が多いが、今回は麦草峠に進んだ。登山口から30~40mに白駒池と麦草峠への分岐となり右折する。すぐに白駒の奥庭に到着する。開けた所で山岳版日本庭園のようだ。規模は大きくないが木道が整備されている。ここを通過すると針葉樹林帯に入り朝の体に心地よいコースとなる。途中メルヘン街道分岐を越え再び道から離れるが、25分歩けば麦草峠ににある麦草ヒュッテに出る。手前は開け展望が聞く。ヒュッテは小さいが売店がある。バッチや小物が売っている。麦草峠の標識はヒュッテ斜め右手前にある。斜め左手50m先には公衆トイレがある。山の中にはトイレは無いので、登山に向けここで済ませるとよい。茶臼山登山口はヒュッテ入口の街道向かいにある。
駐車場前の登山口40m先に麦草峠への分岐がある
最初は木道で歩きやすい
分岐から少し行くと白駒の奥庭にでる
麦草峠へは心地良い針葉樹林帯歩き
麦草峠ヒュッテと茶臼山、縞枯山が現れた
麦草峠近くにある駐車場(30台駐車可)
麦草峠にある登山口から10分程なだらかなルートで森林浴を楽しめば大石峠に到着する。白駒池やこの辺り一帯は苔が奇麗だ。周辺はコメツガやシラビソなどの原生林に被われ、林床には苔の旺盛な生育が見られる。その景観は規模と美しさの点で有名であり、「日本の貴重なコケの森」に選定されているという。八ヶ岳でも約500種類があるとされ、これは国内屈指ではないか。さて、話を戻すが前半は石が点在して歩きにくい場所もある。大石峠で出会ノ辻方面分岐と別れると道も登山道らしくなり徐々に登りとなっていく。ルートは樹林帯なので視界は利かないが、苔を見ながら進んでいくと中小場2232mにでる。ゴロー帯でこれから進む茶臼山、縞枯山をはじめ天狗岳や遠くには南アルプス(北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳)も見られ休憩に良い。
暑くもなく寒くもなく、心地よい日和だった
コケの緑は木とは違った神秘を醸し出す
中小場より茶臼山(左)と縞枯山
中小場は視界が開けた展望地だ
景色を堪能したら再び樹林帯に入る。最初は傾斜はないが、やがて急こう配となり一直線に道が作られている。焦らず着実に登っていきたい。夏なら暑いだろうがこの時期だけあり、それほど暑さは感じなかった。また登りと言っても20~30分程度なので息が切れる前に縞枯山分岐となる。ここも展望は利かないがルート脇に休憩スペースはある。茶臼山展望台はここから数分行った先にある。天気が良ければ是非ここまで足を延ばしたい。太古火山であったことを実感する場所であるが、木がなく大展望を満喫できるのでお勧めであり、ここで食事をするのも良いだろう。眼下には森の絨毯が広がり、蓼科山、霧ヶ峰、茅野市街、仙丈ケ岳、甲斐駒、北岳、鳳凰三山や南八ヶ岳の赤岳、阿弥陀も見られる。富士山はおそらく南八ヶ岳に隠れて見られない。雲がなければ中央、北アルプスも見られる。
針葉樹の絨毯と茅野市街
縞枯山2403mと北横岳2480m、蓼科山方面2531m(左手奥)
左寄り鳳凰三山、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳
縞枯れ現象が見られる
茶臼山一帯も苔が奇麗だった
再び分岐に戻り縞枯山を目指す。10分程急斜面を下り、鞍部は縞枯現象がみられる。ここを通過すると再び登りとなり下った分だけ登り返すとルート右手に展望台があるので足を延ばした。大岩が点在し眺めが良い。分岐から山頂までは大きな傾斜はなく、樹林帯の間を縫うように進み、途中南西の視界が開けるところがある。ピークは一番先の尾根先端部にあり、雨池方面へ進路が変わる&下り開始場所にある。縞枯山2403m山頂は広くなく、展望も利かない。今回は時間の関係もあり、元来た道を戻った。縞枯展望台からの下り、峠から茶臼山の登りいずれも長い距離ではない。茶臼山からの下りも急なところはあるが、距離は長くない。麦草峠から白駒池分岐までは大きなアップダウンはない。
縞枯れ現象の横を通る
展望地より茶臼山と麦草峠、南八ヶ岳方面
展望地より縞枯山
再び麦草峠に戻ってきた。右手にヒュッテがある
白駒池へは観光客も来るので混雑する。木道が整備されており、600m程で到着だ。白駒荘は売店やカフェもあり湖畔でのんびりできる。宿泊するのも良いだろう。一部で紅葉が見られた。1周すると40分であるが、だいぶ時間がおしていたので、青苔荘までとした。ここはキャンプ場があり、大きくはないが板の上にテントを張れるので快適に眠れそうだ。森林の中で風雨の影響も少なそうだし、白駒池が直ぐ近くにあり、自然の中のテント泊を満喫できそうだ。
白駒荘前より紅葉が奇麗だった
紅葉している場所は限られていたのが残念だった
白駒荘前は白駒池で好立地。カフェもある
青苔荘のキャンプ地。整地されている
コメント