期間:2005年4/26(火)~5/4(水)
訪問地:デリー、ジャイプル、アグーラ
感想
インドは好き嫌いが分かれると聞いていたが、その理由がよくわかった気がする。私が今まで訪問した中で1,2番目位の汚さではなかろうか。治安は問題ないが、生活水準が低いので客引きや金をせがむ人間が多い。帰国3日前に下痢になり現在(5/5)も治っていない。
旅行中天気には恵まれた。この国は観光ポイント以外に見るところは無いので、ちょっと物足りない気もする。町を見るでもなければ、洒落た所もないし、美術館等の施設も無いようなものだからだ。一方、一般庶民は親日の人が多く、特に子供などは愛嬌があって可愛い。旅になれている私にとってもある意味衝撃的な国であった事は間違えない。
4/26(火)自宅⇒成田⇒デリー
費用:Rs4,271 ¥11,105
成田12:33 到着後昼飯
JAL471 14:25発 デリー19:40着 B777だが搭乗者80人前後
入国問題なし。
市バスにてニューデリー駅へ。23時ホテル到着。(HOTEL PAYAL)
4/27(水) オールドデリー
費用:Rs1,203 ¥3,128
訪問場所
ジャマー・マスジィット
ラール・イラー
コン・ノートプレイス
4/28(木)デリー⇒ジャイプル
費用:Rs846 ¥2,200
ニーデリー駅 6:00発 ジャイプル13:30頃着
訪問場所
風の宮殿
ジャンダル・マンダル(天文台)
シティ・パレス
HOTEL GOLDEN
4/29(金)ジャイプル郊外
費用:Rs1,783 ¥4,636
訪問地
アンベール城
ジャイガール要塞
風の宮殿前の土産物屋
4/30(土)ジャイプル――アグーラ
費用:Rs1,568 ¥4,077
ジャイプル中央バススタンド 7:00発 アグーラホテルサクラ 12:30着
訪問場所
アグーラ城
ジャマー・マスジット
タージ・マハル
HOTEL SAKURA
5/1(日)アグーラ郊外
RS600 ¥1,560
ファテープル・スィークリー
ホテルにて読書など
5/2(月)アグーラ――デリー
Rs3,687 ¥9,586
土産購入
アグーラカント駅12:30発 ニューデリー駅16:00着 世田谷在住の男性と一緒になる
メインバザール(土産購入)
HOTEL DOWN TOWN
5/3(火)デリー――帰国
Rs1,626 ¥4,228
訪問場所
クトゥブ・ミナール
デイリーハット(土産購入)
フマユーン廟(ビョウ)
17:50タクシーにて出発 18:30空港
JAL472 21:05発 成田8:30着 日本列島俯瞰
解説
言語
一般庶民は、英語は通じない。タクシーや土産物屋の大半の人は価格の交渉はできる。
英語を話せる人もいるが訛りがある。
治安
問題ない。ただし、悪質な客引きやいわゆる乞食が多く、しつこくついてきたりする。
ホテル
デリーは高い(シングルRs200)地方に行けば同じクラスでもRs125程度まで下がる。宿泊のみ。テレビは無い場合が多い。お湯は出ないが水で問題ない。
電話
今回使用しなかったが、町の所々に電話をする所があるのでこれを利用できるか?
公衆電話ボックスは無い。
トイレ
紙が無いが、水が出るので利用。水とバケツはどこにも付いている。有名な観光地にはトイレがある。公衆便所のような所も見られたが利用しなかった。衛生面は悪い。
インターネット
インターネット自体はどの町にもあるが、日本語サイトが利用できない。日本人が多いホテルなどはできるかと思う。しかし、全体的には期待できない。
水1ℓ Rs12(¥31)2ℓ Rs15~20
食事
一般庶民が食べるものは当然安いが、辛い物が多い。デリーにはチャイニーズレストランやファーストフード店があるが、地方はないと考えてよい。ホテルで食べるのが一般的か?
バス
どのバスがどこを走っているかの路線図が無い。乗車後に車掌が来るのでその時に払う。人によってはボルので注意。
タクシー
乗る前に交渉する。人力車なども沢山あるので相場の値段で交渉すれば誰かが応じてくれる。
その他
停電が比較的多い。1週間の旅でも2回ほどあった。
以下は帰国後、友人に送った「当時の感想」です。
昨日無事帰国しました。皆さんメールいただきありがとうございました。ちょっと長くなりますが、思い出話でもお付き合いください。
インドは初めてでしたが、好き嫌いが分かれる国だと思います。まず汚い。ごみは散乱しているし、人間や動物の排出物が結構あります。従って臭い所もあります。そして、交通マナーが悪い。首都のデリー以外では殆ど車はなく(個人で車を持っている人はいない)バス、人力車や三輪車などのタクシー、時には牛、ラクダ、象なども一緒に歩くぐらいです。だから信号機があっても無いようなものです。
朝の目覚ましはクラクションと言っても過言ではなく、常にピーピーなっています。この国は法的にはカースト制度はなくなりましたが、根強く残っています。細かく分けると100以上の階層に分かれるようです。10億人の人口を有していますが、その殆どが貧しい生活(生活面で)をしています。生まれた時から決まった生活をし、決められた仕事をする。5歳くらいの子供が仕事をしている。子供が子供の面倒を見ている。一番印象的なのは、もう余命がないと思われる母親の前で5歳くらいの子が路上でお金をせがんでいるところ。この子は今後どうなるのだろうか。
人力車に乗って気付いたのですが、彼らは体力が勝負。金を稼ぐには体を張って稼ぐしかない。乗る前に価格交渉するのですが、少しでも高くしようと必死です。その延長に悪質な客引きがあるわけですが。日本人は何もしなくても金が入ってくると思っている人が大半では無いでしょうか?また、彼らの生活は常に人と接しなければ成立しない。だから知らない人同士でも気兼ねなく話すことに慣れている。一方日本は昨今、人との付き合い方がわからない人が増えています。食糧、服、本などを買うにもレジで金を払うだけ。会話は無い。ジュースも自販機で買えばいい。人との連絡はメールでやればいい。相手が何を思っているのかわからない。近所づきあいもなくなってきた。いわば機械としか接して無い。だから人が困っていても助ける事は無い。インドは確かに遅れています。しかし、人間性としては本来の姿を保っている。一般の人はやさしく、気さくな人が多いです。(親日の人が多い)この姿がなくなりつつある先進国の人々は過去の生活を再考する必要があるように思います。
堅い話になってしまいましたが、この国は世界遺産が沢山あります。物価も安いので旅行するには良い所です。注)初めての人は絶対勧められません。
空港に向かう時ようやく無事に帰られると思い安心してタクシーに乗ると、運転手が無謀な運転をする人だった。まるでカーチェイスをやっているようだった。車を常に追い越すし、時には100km近く出ているのに、センターラインをはみ出し、車を追い越す。しかも対向車が来ているのに!基本的にインド人は自分の事しか考えていないので、サイドミラーは見ないし、ウインカーは出さない、気が向いたときに曲がるのみ。全く生きた心地がしなかったです。空港に着いたときは蘇生の思いでした。誰がそんなに急げって言ったのかといっても聞きそうに無いアンちゃんでした。
航路では好天だったので、日本列島を観察できました。徳島、関空、大阪、奈良、セントレア、高度41000フィート(12500m)飛行速度950km/hからの静岡上空からの眺めは格別でした。富士山、南アルプス、中央アルプス、牧の原、大井川などなど丸見え。インドよりこっちの方が感動したかも(笑)食い入る様に見ていたので客室乗務員に笑われてしまいました。だって綺麗なんだも~ん。みなさんも旅行どうでしょうか?
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