知っておきたい山での常識

ノウハウ

 私自身、山を始めたばかりの頃には知らなかったことや驚いたことがいくつかあります。
ここでは山をやっている人には当たり前なこと、初心者が気を付けたいこと、知っておいた方がよいことをお伝えします。

山の挨拶「こんにちは」

山に限ったことではありませんが、特に山ではすれ違う時に「こんにちは」と挨拶をするのがマナー。下山中の人に「あと少しですよ」なんて声をかけてもらえると元気になれます。
ただ、こちら側が登りで必死な時に、相手が大パーティー(大人数のグループ)の場合、正直「こんにちは」を繰り返すのがしんどい時もありますが…。

山を綺麗に

人間が山に入ることによって自然を汚してはいけません。そのために以下のことは覚えておきましょう。
・パスタやラーメン等の湯切りはしない。
・カップラーメンの汁は飲み干す。
・食器は洗わずペーパー等で拭いとる。
・米を研いだり、野菜は洗わない(自宅で下準備をしておくと良い)。
・歯磨き粉は使用しない。
・ゴミ箱はありません。持ってきたものは全て持ち帰る。

トイレットペーパーを持参しよう

トイレでの使用のみならず、使用した鍋や食器の汚れを拭いたり、少量の汁物を吸収させるなど何かと使用する機会が多いです。登山時の必須アイテムです。
芯は外しておくと潰せてコンパクトになります。内側から使用するのがおすすめです。また、ジッパー袋に入れておくと雨等でも濡れずに便利です。

石を落とさないようやさしく歩こう

落石は致命的。上方の人が石ころを落としてしまうと、勢いよく転がり、下方の人に当たってしまうことも。当たり所が悪ければ 大怪我(死)に至ることも!!
万が一落としてしまった場合は「ラーク(落)」と大声で知らせましょう。
私はテント泊中に落石されテントが破れてしまうところを目の当たりにしました。もしこれが身体に直撃していたらと思うと命の危機を感じます…。

登りが優先

状況にもよりますが、基本的には登りが優先。
一般的に、下りの人の方が視野が広いため登ってくる人を気付きやすいです。
また、下りの人の方が転倒しやすく落石の可能性が高いため、止まって登りの人を優先させましょう。
譲る際は、登りの人がフラついてぶつかってきても崖に落ちてしまわないよう山側で待ちましょう。
登りの人が焦らないよう、「ゆっくりで良いですよ」と声をかけてあげられれば尚良しです。

早朝から登り、日が暮れる前に下山しよう

行程や季節にもよりますが、日帰り登山の場合は、遅くとも9時半頃までには登りはじめ、16時頃までには下山しましょう。
テント泊の場合は朝5時前に動き出すことも良くあります。
暗くなると道迷いのリスクも高まりますし、山の天気は変わりやすいので、可能な限り早めに登り始めるのがベターです。
お昼時は山頂も混雑するので、早めに山頂に到着するとランチをゆっくり堪能できるかも。

100円玉を持参しよう

山のトイレはチップ制のところが多いです。
山のトイレの維持・管理には多額の費用がかかります。山にトイレを設置し続けてもらう為にも協力しましょう。

おわりに

以上、山を始める際に知っておいた方が良いことをお伝えしました。
みんなでマナーを守り、安全に楽しく気持ちよく登山を楽しみましょう。

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