7000歳の高層湿原散策~日本百名山・苗場山~

関東周辺の山

難易度★★☆☆☆
体力度★★★☆☆
※今回の行程およびルートでのレベルを独自基準で表現しています。

概要

率直な感想は、日本百名山は裏切らないということだ。植物も豊富で山頂一帯の湿原と展望は素晴らしかった。ルートは今回の祓川コースをはじめ、小松原コース、小赤沢コース、平太郎尾根や赤湯からは赤倉山廻りを含め2つがありある。いずれも日帰りが想定されるが、一方で上級者は苗場山から佐武流山、さらに白砂山へ続くルートでルートファインディングを楽しむ登山者もいると思う。

今回の祓川ルートは雨後スリップしやすく注意を要する道であるが、上部は樹林帯から抜け展望が開ける。神楽ヶ峰を越えると苗場山が大きく迫りかなりの急登であるが、1時間弱頑張れば尾瀬を彷彿させる湿地の台地にでる。その眺めは素晴らしく、別天地でありそれまでの雰囲気から一変する感動は忘れがたい。天気が良い日に山頂にある山頂ヒュッテを利用して日の出、日の入りを楽しむのも良いだろう。

ルート地図

祓川コース
祓川コース 南側と北側

行程

2022年7月24日(日)日本百名山 苗場山 行程時間:9時間10分

朝:晴れ 日中:概ね晴れだが、雲やガスが広がった。下山時:曇りがち

4:00 起床

5:10 出発 トイレはペーパーあり 小2,大1,蛇口1 蚊がいる

5:30-5:35 

和田小屋(閉鎖中)かぐらゴンドラ終点 自販機、登山ポスト、ベンチ、靴洗い場有り。
ここまで舗装道を直線に進み、ゴンドラ終点駅手前で数回のターンあり。ポストから数十メートルまっすぐ進み、スキー場を右にトラバースしてリフト下を通り、登山道へ

6:00-6:10 

水の通り道で雨後は非常に滑りやすい。所々水たまり有り。石が多くスリップ注意。斜度はない。

7:15-7:25 

中ノ芝 晴れ間 樹林を抜け展望開ける。ニッコウキスゲが奇麗。手前でリフト降り口が見られるがここは通らず樹林帯を歩く。下ノ芝はスキー場を横断して少し先に行ったところベンチ有り。

駐車場前にあるトイレ
トレイ前の駐車場。数か所駐車場有
最初は舗装道をまっすぐ進む
スキー場が近づく。右手は清八沢が流れる
ゴンドラ終点にある登山ポストとベンチ
写真真ん中で右に横切り登山道に入る
最初は鬱蒼とした狭い登山道だ
藪も高い
雨後はルートが水の通り道となる
スキー場コースを横断する
下ノ芝にあるベンチ
下ノ芝上部は所々視界が開ける
中ノ芝直下までくると樹林帯を抜ける
下ノ芝直下より一帯
下ノ芝は好展望地。雨後はベンチが使えない

8:00 

神楽ヶ峰2030m ルート上に標識あり。すぐ上に山頂部があり足跡があるが藪が深くピークは確認でき

ず。ここから下りとなり本格化する辺りに冨士見坂の標識あり。進路が右手になって程なく雷清水。

8:15 

雷清水 水量は細いが冷たくて美味しい

8:20-8:30 

お花畑 斜面を下りきった所で鞍部的なところ。ニッコウキスゲなど多彩な花が咲く

9:15 

山頂台地 急登終了地点 ここまで狭い道の急登。台地となり別天地。湿原が見事で尾瀬を彷彿させる。木道が続く。池とう多数。

9:30 

日本百名山 苗場山 すぐ手前の展望スペースにベンチ有。頂上は広い山頂だが周りは森林で展望なし。一等三角点 山頂ヒュッテは1分程樹林の中に入っていくとある。ヒュッテ前から1分北側?に行くと夕日や日本海側の展望スポットがあり、ここからならスマホ電波入る。小屋からは入らない。

ニッコウキスゲが奇麗だ
下ノ芝周辺はニッコウキスゲ群生地
上ノ芝はルート横にベンチ有
花も豊富で奇麗だった
神楽ヶ峰200m手前に距離標識あり
神楽ヶ峰 ルート横手にピークあるが藪深く本ピークはわからず。
神楽ヶ峰付近より来た方向を振り返る
神楽ヶ峰下りより苗場山
苗場山直下はかなりの急登だ
下りきった鞍部にあるお花畑
お花畑で休憩するのが良い。ガスかかる本峰
苗場山本峰へ歩を進める
苗場山へ続く道
雲尾坂付近より神楽ヶ峰を見る
いよいよ苗場山への登りに入っていく
苗場山急登途中より。切れ落ちている
急登を終えると広い台地に出る
登ってきた道とは別世界が広がる
左手奥に山頂ヒュッテとすぐ右が山頂
池とうが点在する
尾瀬を彷彿とさせる
お花も奇麗に咲いている
苗場山ピークとヒュッテ
苗場山手前から来た方向を振り返る
ヒュッテと湿原地帯
苗場山山頂 広い頂上だが展望はない

9:40-9:55 

山頂ヒュッテ トイレ¥100 バッチ¥600 中は奇麗で食堂?兼談話スペースがある。寝床は6人前後?エリアで仕切カーテンがあった。

10:00-10:30 

小屋近くの休憩ベンチで休み ガス周辺あるが上空晴れ 

11:15-11:25 

お花畑 休憩

12:05 

上ノ芝 木道続く 曇り 神楽ヶ峰先の分岐までは尾根道だが、上ノ芝から中ノ芝所々石が湿って滑りやすく歩きにくい。今日のように天気が良ければある程度乾くが雨の時はスリップや汚れに注意。

12:15-12:30 

中ノ芝 曇り

13:00 

下ノ芝 スキー場横断

13:20-13:30 

休憩 6合目少し手前 樹林帯に入ると雨後の水通り道となり登山道に水たまりや石が濡れて非常に滑りやすいので注意!

13:50-14:00 

和田小屋 登山口で靴洗い

14:20 

駐車場 出発時より台数が大幅に増えている。路肩や少し先にある駐車スペースも利用可能。

14:50 

出発 駐車料金¥500 管理人はいなかった。ゲート無

15:25 

越後湯沢 駒子の湯 ¥500 内湯のみだが洗い場10ヵ所 貴重品は小物用ロッカーがあるが¥100

17:00 

越後湯沢出発 コンビニでパッキング 途中谷川PAで休憩 谷川岳の湧水あり

山頂ヒュッテ・左手にベンチ。右手に行くと展望台
展望台より。電波入る。夕日展望地
食堂?木造で奇麗な内装だった
寝床もいくつかに区切られ快適そうだ
横にある休憩スペース
ヒュッテより南西方面
ヒュッテ この辺りは木道となっている
下山する登山者
この頃になると再びガスが発生
青空が奇麗だ
広いルートから狭い下山ルートへ
水は細いが美味かった雷富士(右手)
ニッコウキスゲ群生地
神楽ヶ峰付近
真ん中手前が上ノ芝、その下が中ノ芝辺り
下山は道や石が濡れていて転ばぬように注意。泥で汚れる

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