2022年3月
1日目:羽田空港、鹿児島空港、知覧観光、開聞岳登山口 快晴
2日目:開聞岳、指宿周辺観光、韓国岳登山口移動 快晴
3日目:韓国岳、新湯、霧島神社、鹿児島空港、羽田空港 曇り
1日目:羽田空港、鹿児島空港、知覧観光、開聞岳登山口 快晴
社会人なりたての頃、元特攻隊員の知覧特攻平和会館初代館長・板津忠正さんの話を聞いたのをきっかけで知覧の存在を知った。以前から一度行ってみたいと思っており、今回それが叶なった。知覧は1941年(昭和16年)少年飛行兵、学徒出陣の特別操縦見習士官らが操縦訓練を重ねていたが、戦況が緊迫し険悪となり1945年本土最南端の陸軍特攻基地となり、20歳前後の若い隊員達が満州・日本内地から集結しては家族・国の将来を思いながら出撃した地である。沖縄戦で特攻戦死された1,036名の隊員は知覧基地を主軸として都築基地、台湾核基地や熊本から出撃された。富屋食堂は特攻の母として慕われた鳥浜トメさんの食堂だった。この方は二度と繰り返してはならないと真実を語り続けた。そして晩年は若くして散った方々の参拝の日々が続いたとのことだ。今回はお孫さんが営む知覧茶屋で昼飯をいただいた。昼飯後、国選定「知覧重要伝統的建造物群保存地区」の武家屋敷庭園群を見に行った。ここでは7つの庭園を見ることが出来る。700mの範囲で知覧麓「日本遺産」に認定されている。佐多直忠庭園では一人で生活している家主、お婆さんの話を聞くことが出来た。
知覧武家屋敷庭園 有限責任事業組合(公式ホームページ) (chiran-bukeyashiki.com)
知覧滞在が予定より長引いてしまったがその後、車で開門へ向かった。日が暮れた中、露天風呂「たまて箱温泉」に入浴した。海に面したこの温泉は素晴らしい解放感と山の中とはまた一味違う展望を味わうことが出来る。開聞岳や視界が良ければ屋久島など島も遠望できる。この日は星も奇麗にみることが出来た。世界最大級の旅行口コミサイトトリップアドバイザーにも取り上げられる理由がわかる絶景温泉であった。
2日目:開聞岳、指宿周辺観光、韓国岳登山口移動 快晴
開聞岳は日本百名山で924m。山頂一帯植物がある岩場のピーク。1段下がった所は緑の台地が広がる。直下には梯子があったり岩が多く歩きにくい。山頂は岩場の狭いピークだ。麓をはじめ、枕崎、知覧、指宿方面から桜島、霧島など遠望できる。この山は夏は暑いので春や秋が良いだろう。
開聞岳下山後、JR最南端にある西大山駅へ。ここからの開聞岳も秀麗だ。駅前にはかいもん市場久太郎があり、土産を購入することも可能。その後長崎鼻に向かった。竜宮伝説発祥の地として知られる岬・長崎鼻にある豊玉姫を祀る竜宮神社で参拝した。浦島太郎と乙姫の出会いの場として、縁結びの神として人気があるようだ。長崎鼻には灯台もあり、引き潮の時はこの下におり岩場の先端に行くことも可能だが、時間がないためここで引き返し土産を購入して、道の駅山川港活お海道に向かい昼飯。その後、指宿にある砂むし温泉、「砂楽」で砂むしを体験した。砂むしは15年ぶり位だろうか。砂にかぶると徐々に体が温まってくる。時間は20分程度が推奨されている。その後建物に戻り砂を落として温泉に入りなおした。夕方になってしまったが今度は霧島(120km前後)へ移動して登山口に到着したのは21時頃だった。駐車場は広く第2駐車場まであり数百台は駐車可能と思う。(500円/日)山の上ということもあり星が奇麗であったが、外は体感0℃位で寒かった。
3日目:韓国岳、新湯、霧島神社、鹿児島空港、羽田空港 曇り
えびのエコミュージアム前にある駐車場を出発。平日かつ早朝であったので登山者はまだいなかった。朝からガスっているかと思われたが、出発時は曇りで視界は良好だった。天候崩れる前にと早めに出発した。ルートは整備されており危険なところもないので快適なハイキングが楽しめる。避難小屋はまだ改築されてばかりなのか新しかった。ここから先は植物は殆どない。しだいに稜線となり風の影響を受けるエリアとなる。この日は気温が下がり、体感温度は-4℃位だった。想像以上に迫力がある爆裂火口脇を進めば頂上も近い。ありがたいことに頂上到着して数分でガスが発生したため、何とか展望を見ることが出来た。下山時に15人弱とすれ違った。
「新湯温泉 民営国民宿舎新燃荘(しんもえそう)」は観光案内所でよいと聞いたので、帰える方向ということもあり立ち寄った。霧島市の高千穂、標高920mに位置する。新湯周辺は硫黄孔や噴気孔が多く見らる。そう言えば登山中、霧島の至る所から噴煙が上がっていたのを思い出した。宿も湯治場らしい雰囲気を醸し出しており、周辺に他の温泉宿は無くまさに山の秘湯と言えるだろう。泉質が濃いため15分程度の入浴を勧められた。実際帰宅した翌日でも硫黄のにおいが感じられそれを実感した。露天で良い温泉だった。
霧島新燃荘:宿の特色 || 民営国民宿舎Webガイド (minkoku.com)
霧島神宮
霧島神宮 – 南九州最大の神宮「霧島神宮」の公式サイトです。 (kirishimajingu.or.jp)
おわり
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